相談事例

このホームページや私のブログなどを通じて様々なご相談やお悩みが寄せられています。
弁護士には守秘義務がありますので,ご相談内容をここに載せることは出来ませんが,事例を完全にデフォルメした上でご紹介させて頂くことに同意して頂いたいくつかの事例をご紹介いたします。


【貸金請求事件】友人に貸したお金を返してもらえないのですが,友だちだったので契約書もありません。どうしたらよいでしょうか?
メールで相談頂いたものですが,弁護士としてはよく受ける相談のパターンです。親しい間柄としうことで契約書(証拠)もなくお金を貸したりするということはよくあることです。ただ,ひとたびトラブルになってしまうと困ってしまいます。 また,金額が僅少なケースも多く,弁護士に依頼すると費用倒れということになってしまいます。このようなケースでは,ご自身名義での内容証明の文案のサポートをしたり,相手がお金を借りたことを否定したりしないように録音やメールなどで確実な証拠を作っておくようにアドバイスするなどします。 この件でもそのようなアドバイスをしましたが,メールでのやり取りのみでご自身で対応されました。
【刑事事件】夫が電車の中で人を殴ってしまったということで警察に逮捕されてしまいました。助けてください。
刑事事件では犯罪行為を行ったのが事実であるかどうかがまず,問題となりますが,奥さんからの相談を受けたこのケースでは,警察で御主人と面会したところ,事実に間違いはないということでした。 このケースでは,逮捕後の勾留が認められてしまったことから,早期に身柄の解放を指せるためには一刻も早く殴ってしまった被害者との間で示談を行い,被害届や告訴を取り下げてもらうことが必要になりました。 捕まったご主人が会社員で,奥さんの方で会社に事実は伝えることなくやり過ごしている間に,検察官から被害者の連絡先を教えてもらい,このケースでは示談することができました。 検察官に示談書を提示し,その日のうちに釈放され,不起訴処分となりました。